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大津市のリフォーム専門店が書く!「防災週間を前に、もう一度考える」

防災週間を前に、もう一度考える 災害に強い家

毎年、9月1日の前後は、関東大震災を契機とした「防災週間」でもあるので、もう一度家族みんなで「わが家の安全」について、再認識してみましょう。

 

1981年(昭和56年)以前に建てられた住宅は要注意 耐震リフォームが必要かも。

住まいの耐震性は、どの年代の耐震基準で建てたかによって変わってきます。 1981年に制定した新耐震以降は、「新耐震基準」といい、大地震に比較的強いと言われています。2000年以降は阪神淡路大震災を踏まえ、さらにきびしくなりました。   現在の建築基準法の建物は「震度6強でも倒壊しないこと」とされており、倒壊の心配はほぼありませんが、1981年以前の旧耐震基準の建物は、耐震診断を受けることをおすすめします。 また、81年~2000年の基準で建てられた住宅も 建物の形状が整っていない 窓の位置が偏っている 劣化が目立つなど 一応耐震診断を受けておくと安心です。   耐震補強工事は大がかりで費用もかかります。劣化したヶ所の修繕、設備や間取りの変更など、リフォームと耐震補強をセットで考えるのが合理的です。

 

住宅の「耐震診断」とは?

耐震診断とは、大地震にあった際、人が屋外に避難するまでの間に建物が倒壊しないかどうかを診断するものです。一般的な木造住宅で建物の図面がある場合、診断費用は3~5万円程度です。

 

耐震リフォームのまえに、地震対策のためにやっておきたいこと11つのこと

  1. 重いものは上から下へ移動
  2. ものの配置の見直しは、今すぐ簡単にできることです。まずは、棚の上やタンスの上にある重いものは低い場所へ移動。本や食器も出来るだけ低い所におくように。
  3. 災害時の安全な場所を確保リビングならテーブルの下にもぐるなど日ごろから、安全な場所を確認しましょう。
  4. 災害時は、玄関や階段などが家具や飛び散ったガラスでふさがれることがないように配置を。飛び散ったガラスなどでケガをしないように専用のスリッパなども用意しておくと安心です。
  5. 地震などで激しい揺れがおこったら、まずは安全な場所に身を置くことを最優先。
  6. ガラスと飛び散り、扉のストッパー対策
  7. 窓や扉のガラスが割れて床に飛び散る被害は、東日本大震災でも多く見られました。飛散防止のフィルムを張ったり、カーテンなどの対策や、キッチンの吊戸棚や食器棚の扉から飛び出してこないように、耐震ラッチでストッパーで対策を。
  8. 転倒防止の家具固定を
  9. タンスや本棚の転倒防止の家具固定のほか、液晶テレビも転倒防止の固定をしましょう。ペンダント照明は揺れても破損しない物を選び、日ごろからの工夫が必要です。
  10. 二次被害を防ぐ工夫数日は自力で生き延びるための非常持ち出し袋の準備をしておきましょう。
  11. 地震の揺れが納まったら、まずは火災の発生を防ぐために火の元の確認を、ガス漏れにも注意を。普段から外出時や使わないときは家電のコンセントを抜く習慣も大切です。
「いざ」というとき、あわてないために、今できることをピックアップ。安心なわが家の準備をしておきましょう。