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大津市のリフォーム専門店が書く!「収納スペースを押入れではなく、有効活用できるスペースにするには」

リフォームのご希望に「収納を増やしたい」と多くのお客様は要望されます。
しかし、必ずとも「収納量」を増やすだけでは、問題解決にはならないところが収納の難しいところです。なぜならば収納はしまうためでなく、使うものだからです。


収納のどこにしまうか、どのようにしまうか?


住まいの中を見まわすと収納場所と使用場所が合っていないと物は出しっ放しになります。また、不適当な場所にしまわれたものは、入れっぱなしの収納「死蔵品」になります。

意識したいのは「効率よくたくさんしまえる」ではなく「使う時に取り出しやすく、使い終わったらしまいやすい」ことが大切です。

それぞれの場所ごとに整理してみました。

リビング
主な場所:テレビ、オーディオ、ピアノ、デスク、パソコン、趣味の用品・・・・
着替え、子どもの勉強道具やあそびの用品、家庭の事務作業、化粧や水繕いなど意外に使用目的が単純でなく、想定外の物の出入りがあり、それらの品がおさまることなく置かれます。

キッチン
主な場所:食品ストックの量、しまい方、食器の量、置き場所、家電用品の置き場所・・
キッチンは、使用目的が明確なので、置く物を思い描きやすいので、それらを納めるスペースを確保し、しまったものが見渡せるつくりの収納を心がけましょう。
収納ではありませんが、分別ごみなどの一時おさめるスペースも検討しましょう。

洗面所、トイレ
主な場所:タオル、水廻りストック品、下着類、化粧品、掃除用具・・・・
日々使用する用品の収納が多く、使用する場所の周辺にあり、出し入れしやすい収納がよく、引出収納などどこに何があるかがすぐにわかる収納にしましょう。

玄関、掃除用具などの収納
主な場所:靴、傘、スリッパ、コート類、外掃除用具、アウトドア用品、掃除機、バケツ、洗剤、ごみ箱・・・・
意外と季節ごとに使うものが多いのも、玄関まわりの収納です。普段使うものを身近に、アウトドア用品などかさばる物の収納方法をどうするかも考えておきましょう。

寝室、子供部屋
主な場所:衣類、寝具、デスク、パソコン、TV、本棚、鏡台、ベット・・・
いくらでも増えていく物が多いのも寝室、子供部屋の収納の特徴です。1年間一度も使ってない物は処分するくらいの思い切りがないとすべて収納するのはむずかしいでしょう。
それだけ「死蔵品」が眠っているスペースです。



収納で気を付けたいポイント


収納で気を付けたいのが「奥行」です。収納に物を詰め込んで奥に入れたものが出しにくいことを経験した人は多いはず。

収納を深く作りすぎてしまうと前の方だけ使い、奥の物を取り出しにくく見え難くします。

スペースが無駄になり、「死蔵品」をつくりやすいので、適切な奥行で、全体が見渡せるような収納を心がけてください。

また、収納の高さ、扉を付けるか付けないか、棚板の高さ、引出をつくるかなど気を付けたいポイントです。