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家を長持ちさせるためのポイントは結露対策にある。結露対策の方法とは?
2015年9月5日 カテゴリー:リフォーム会社が書くリフォームの秘訣
家を作る、リフォームする。その後その家をどれだけ長持ちさせられるのかというのは、日々の手入れがあります。
しかしその手入れも正しい方法を知ることでよりずっと楽に長持ちさせられることができるのも事実。
今回はリフォーム専門店が「家を長持ちさせるにはどうすれば良いのか?」という点において、結露対策の観点から書いていきます。
結露とはなぜ発生するのか?

冬の朝、窓にべっとりの結露、昔の家の風物詩でした、
結露が発生する原理としてはある一定の暖かいお部屋の暖房を止めたときに湿度があがっていってしまい、その結果空気に含まれる水蒸気が水となってガラスやサッシに表れてきます。
なぜガラスなどに発生するのかというと室内の空気が、冷えたガラスやサッシに触れることで温度が露店より下がり、含んでいた水蒸気が水に変わってしまうためです。
結露がなぜ家をダメにしてしまうのか。
窓や壁に水滴がつく状態を表面結露といいます、毎日水滴をふき取る手間がかかり、放っておくといろいろ問題が起こります。
大きな問題としてはカビの発生と腐朽菌の発生になってきます。
カビが発生していくとカビは空気中に飛散し、ぜんそくやアレルギーの原因となります。壁のビニールクロスも表面のわずかなホコリに水分が加わり、カビが発生します。
また腐朽菌の発生とは窓枠なども木部では、カビに加えて、一定の湿度で木を腐らす腐朽菌が繁殖し木材を腐らせます。鉄などの金属では錆びることもあります。
結露は見える部分だけではない!見えない部分の結露もある。
結露の中でもさらに厄介なのは、壁の中で起こる内部結露です。
水蒸気は湿度の低い報に移動しますから、壁の石膏ボードや合板などを通り抜け、室内より乾燥している外気に向かいます。内から外へと温度が低下すると、壁の中で結露を起こします。
グラスウールやロックウールなどの繊維系の断熱材に結露が付き水分を含むと、断熱性能が低下し、所定の性能を発揮しなくなります。また、水分により腐朽菌が発生し、壁内の柱や土台を腐らせるなど、注意が必要です。
結露を起こしにくい暮らしの工夫とは?

窓や外壁の断熱化、気密性能を上げるリフォームで結露をおこしにくくできますが、これには大がかりなリフォームが伴います。
その為まず最初に気軽に行える窓の結露を減らす方法としてで、「内窓取付」がもっとも効果的です。
内窓取付とは今のサッシをそのままに、室内側の窓枠に樹脂製サッシを取付られる方法になります。
更に室内の換気を行うことで、窓近くや日当たりの悪い部屋は気温が低く湿度が高くなりがちな部分を下げることができます。
断熱性の低い部屋で、ガス・石油ファンヒーターなどは大量の水蒸気を発生させますので、過度の加湿は禁物です。湿度が60%を超えるような過失は避けましょう。