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これからの家づくり 長期優良住宅3 事前作業

2020年3月28日 カテゴリー:これからの家づくり 長期優良住宅

地鎮祭、地縄張り、水盛り・やり方

 

地鎮祭

文字どおり地の神を鎮めるという意味があり、安全祈願をする儀式で、建築工事に先立って行われます。

一般的に神式が多いようで、地域の氏神神社に依頼して神主に来ていただき、祓い清めてもらいます。日取りは大安、先勝、友引などの吉日を選んで行いますが、午前中が良いようです。

儀式に参加するのは、建て主とその家族、工務店関係者、設計者が参加し、敷地の四方に立てた、いみ竹にしめ縄を張りまわし、その中に祭殿を南向きに設置します。

神主へのお礼の金額は直接神主へ事前に聞き、当日渡します。工務店関係者へも事前に金額、参加者数を確認しておきましょう。

こうしたしきたりはや神主手配のこと、費用のことなどわからないことが多いので、滞りなく地鎮祭を行うためにも、前もって工務店担当者に相談しておきましょう。

 

 

地縄張り

更地の状態の敷地で、これから建てる家の大きさや位置などを確認すること、設計図と照らし合わし、建物全体の大きさや1階の部屋割りを、縄ひもで張りわたして、建物の形を直接地面に落とします。このことを「地縄張り」といいます。

建て主も立ち会って、建物の大きさや隣地からの距離など、実際を確かめておくと安心です。新しい家の窓が隣の家のどのあたりにくるかなど、近所付き合いにも関係することです。

 

 

水盛り・やり方

敷地は一見水平に見えますが、実際は東西南北に高低差がありますから、基準の高さを決めます。この高さをベンチマーク(BM)といい、建物の高さの基準、水平面を決めていきます。

建物外周の外側に、水杭という木の杭を打ち、水平方向に板材を釘打ちします。この板を水貫といい建物の柱や壁などの中心線のしるしを付けて、水糸を張って、基礎工事の目印にします。

これらの作業を「水盛り・やり方」といいます。

 

これらの工事は、残るものでなく必要なくなれば撤去してしまう仮設物で、仮設工事といいます。