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これからの家づくり 長期優良住宅4 基礎工事

2020年6月29日 カテゴリー:これからの家づくり 長期優良住宅

基礎を作る

木造住宅の基礎は、布基礎かが、べた基礎が一般的に使われますが、最近はほぼ、べた基礎がほとんどです。


理由としては、べた基礎は床下全面をコンクリートで覆うもので、建物の荷重を底版全体で受け止めますので、バランスよく安定性のある基礎になるといえます。

クラッシャーなどを敷き詰めた割栗地業の上に、防湿措置のため、床下に厚さ0.1mm以上の防湿フィルムで覆います。




そして建物外周の捨てコンクリート部分に墨出し線に従って、鉄筋を組む配筋工事、基礎の形に型枠を組む型枠工事をおこないます。このときの検査で、鉄筋の種類や入れ方、固定方法など設計図通りであるかを検査します。



また、ガス・水道・排水などの配管に必要な穴(スリーブ管)を仕込み、後から穴をあけてせっかく組んだ鉄筋を切断することがないようにします。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

このほか、基礎と建物を緊結するための金物であるアンカーボルトやホールダウン金物を据え付けたりした後に、コンクリートを流しこむコンクリート打設工事をおこないます






季節や温度を考慮して、コンクリートの硬化を待つ養生期間を取り、基礎の上面を水平にする天端均しをしたり、硬化を待って型枠材を外した後、土台を据え付けるための墨付けなどに入ります。これらの工事を基礎工事といい、作業以外に養生期間や、天候に左右されるので、おおよそ1か月程度の期間を要します。