未利用空間まで活用した洋室リフォーム 滋賀県大津市 リプラン建築設計施工

リフォームギャラリーに戻る
リフォーム価格540万円(2階部分のみ)
工事期間35日

こんな所を希望されていました!悩まれていました!

主寝室と2人の子供のための部屋がほしい ふだん使わない物のための納戸収納がほしい できればトイレや洗面がほしい

改善点

主寝室は、6帖とクローゼット収納であるが南向きのワイドな掃き出し窓とベランダがあります。 子供部屋は、8帖のワンルームでロフトはしごで上がるベッドスペースをつくりました。 ロフトスペースは高さの制約がありますが、ふだん使わない物のための納戸収納にもなっています。 階段室部分にセカンドトイレと洗面化粧台も設置しました。

全面リフォーム工事での2階部分の個室リフォームのご紹介です。
建築制限のきびしい地域でしたので、使える床面積は決まっている中で、どのように希望を実現するかがポイントでした。
子供さんは男の子ふたりなので、子供室は独立ではなくフリースペースで、ロフト部分にそれぞれの空間をつくりました。
子供室のクローゼット部分の天井高を少し下げて、上部にロフトスペースを設ける方法で、容積率に算入されない範囲で、未利用空間の活用で、ふだん使わない収納などをストックし、生活空間をスッキリ見せるようにしました。
コンパクトなセカンドトイレ、洗面もコストパフォーマンスが高くおすすめできて良かったと思います。

リフォームとリノベーションの違いは?

・リフォームとリノベーションを簡単に言うと、どんなところが違いますか?
リフォームとリノベーションは混合されやすく、明確な定義はなく、広い意味で住宅に手を加えて直すという点では同じです。
もともと、増改築、改造、補修、修繕、リフォームなどいろいろな言い方が使われてきましたが、それぞれ感覚的に使われているように思います。どのような言い方でも広い意味での住宅を直すということは伝わりました。
では最近よく聞く、リフォームとリノベーションどのように使い分けられているかというと、工事方法や考え方がリフォームとリノベーションでは異なっています。
「リフォーム」
普段、ほとんどこの言い方が使われていますが、「住宅の古くなった部分を直す」、「壊れた設備などを交換する」など、新築当時の状態に戻すことで、住宅の一部分を直す修復の意味合いが強いと思います。「システムバスにする」「壁紙を張り替える」「外壁を塗りなおす」などの小規模な工事はリフォームと言えます。
「リノベーション」
リフォームのような修復的な工事だけではなく、「機能性を変更する」「性能を向上さす」「価値を高める」なども含めて、住宅をレベルアップさすことです。
「間取り変更して、同時に耐震性能を高める」「断熱工事をして、快適性をアップ」「屋根や外観のデザイン変更で新築のように」など、全面リフォームもリノベーションと言えます。

・いつごろから隣ベーションという言葉が使われ始めたのか?

先ほども話しましたが、20年以上前は増改築・リフォームと言われていました。1970~1990年代の住宅は、建物の質、性能が低く、「家はいずれ建て替える」という考えが主流でした。ですから、当時は悪くなったところを直すという部分的な修復工事が多く、子どもの成長に合わせて子供部屋を増築や、住みながら何度もリフォームすることが多い時代でした。
建築基準法の耐震性能の見直しが1981年にあり、それ以降に新築された住宅は、耐震性能が高く、建物の質や性能のレベルも上がってきています。一概に比較はできませんが、外国の住宅寿命は日本と比較して長く、住宅政策としてストック重視の考えに移行し、いわゆる長く、安心して住める住宅に変わってきています。
この変化は、スクラップ&ビルドからストックの時代へと言われます。
このような経過もあり、機能、性能、価値などの課題を克服し、時代にあった住宅、住み手の指向に合わせた暮らしをもとめた方法が、「リフォーム」では当てはまらない部分があり、「リノベーション」を言われだした経過ではないかと思います。
普段のお客様との会話でリノベーションということはほとんどなく、「なんか最近のかっこいい言い方」と思われていてます、まだまだ、日常の会話に中で「リノベーションした」と言ってもスムーズに伝わらないでしょう、「リフォームしました」と言うでしょう、それはそれでよいと思います。